トライアゲイン


震災から2週間が経過しました。
葛藤ばかりの毎日。
歯痒いばかりの毎日。
最近のブログを読み返してみると焦っている自分がいましたね…私が決めた事を好きでやっているので大丈夫です。もう少し頭を冷やして、冷静になって取り組んでいかないといけませんね。
自分自身も『トライアゲイン』でした。

バスプロを忘れていたように思う。
思い出したキッカケはJB本部からきたメールです。
JBTOP50の第一戦は開催します」という内容です。
開催場所:四国は高知県にある早明浦ダム
開催日 :4月22日から24日
そうか、試合をやるのか…(昨日も書きましたが試合には出場します)。

突然、何の脈絡もなく、「もし震災がなければ今日から横浜でフィッシングショーか…」と頭を過りました。全国から楽しみにやってくる人達を相手に声が嗄れるまで熱い話をしていたように思う。自分の溺愛するルアーの新作を得意げに説明している自分が思い浮かびます。思い出に残る魚との出会いを聞いたり…有意義な時間を…現実逃避のように過りました。

「こんな状況で釣りとは不謹慎な…」
「釣りは娯楽だから自粛したほうが…」


そんな声もきこえますが

釣りは『不謹慎』とかの次元ではない。
釣りは『自粛』とかの次元ではない。

賛否両論はあるでしょうが、日本は自由な国でしょう


釣りが大好きで、釣りに行ける状況で、釣りに行きたいなら行ってほしいです。
私の代わりに溺愛するルアーで釣ってほしいと思います。
ただ、自分で自分の行動に責任を持って行って下さい。
正当化も、卑屈さもいりません。

私はバスプロという仕事をしています。
どんな状況だろうと開催させれれば試合に向けて仕事をするだけです。
日本の復興に繋がるか分かりませんが、釣りという仕事を通して、釣りが好きな人達に今後も貢献していくしかないのです。


『トライアゲイン』

これからも毎日がトライアゲインになりますから。