学業を卒業した若人の皆様へ

「卒業おめでとうございます」

進学する方、就職する方とそれぞれの人生の道に歩みだす事でしょう。
その反面、大災害に巻き込まれ卒業式どころでなかった方々も大勢いる悲しい事実もあります。

釣りが好きで、自然が好きな若人達が今の日本をまっすぐに見てどう感じますか?
その目に写った日本がさらに素晴らしい日本になるようにしていってほしいと願います。

情報が氾濫し、何が真実なのかわかりにくいと思います。
疑問があったら自分で勉強をして真実を見つけて下さい。
責任を持って発言し行動してほしいです。

ここからは、私の個人的な話なので読まなくてもいいですよ。長文です。

私は、天の邪鬼のへそ曲がりのまま区立の小学校と中学校に行っていました。
手の焼く生徒だったと思います。
それでも運がいいのか足立工業高等学校から、夜学であるが東京電機大学に入りました。家に金がないので仕事をし、奨学金をもらいながら卒業しました。当時は何の目的も責任も持たないで生きていました…。学生の時は仕事もいくつか転々としました。その中で学生職員で働いた早稲田大学理工学部にある環境保全センターで過ごした2年ちょっとが今のSHINGOのベースになっています。
ここで人間の第一歩を踏み出したように思います。
卒業と同時に一般の企業に就職しました。サラリーマンとして普通?に生活をしながら、週末にバスプロの試合に出ていました。
それでも天邪鬼なので30才を過ぎた時に人生の分かれ道にぶつかった。
「会社に残るか?」
「フルタイプのバスプロになるのか?」
やはり、天邪鬼なのでバスプロとなってしまった…。
ここから試練が始まるのも事実なのだが人間として第二歩目を出して歩き出したと思います。兎に角、何かとぶつかり、転び、起き上がっては転ぶ毎日を送っています。今も同じかな。
ただ、40才児から世界の見方が変わったように思う。

それは、『自分の道は自分で決める』という単純な事です。
思考錯誤、七転八倒の日々で決めた道がブレる毎日でもあるが自分で決めた道を歩んでいる。その為には自分で考えて、自分で勉強をして、自分でどうするか決めて行動していく以外に道(階段)を進む(昇る)事はないとわかったのです。
批判や中傷するのは簡単な事です。無責任に発言するのも簡単ですね。

東日本大災害は、世界的に類のない大災害です。
だれも乗り切る術を知らないでしょう。気象学、原子力学、医学・・・等々という工業工学的な高レベルな知識と経験。また、帝王学、宗教学、経済学、商業学・・・等々の人間の集団の生活を維持するための知識と知恵。
これでは超人ですね。


これらを一人ではできないので分業し各分野のスペシャリストがいるのです。
スペシャリストになれるように勉強し多くの経験をしてプロフェッショナルになって頂きたい。
そんな仲間が集まり力を合わせれば不可能を可能にしていけるでしょう。
そして日本を世界を地球を良い方向にしていってほしい。


「そんな事は無理だよ」と思うならアナタには今は無理な事になってしまいます。
「いや、こうすればどうかな?」と思うなら可能な事になります。

やるも、やらないも自由です。
もう、卒業し社会に出たら自由です。
全て自分で決めて下さい。
そして成長したアナタと会う日を楽しみにしています。

「改めて卒業、おめでとう!!」