『韓国戦記6』とラッキークラフト話
埼玉県は昨晩からの雨模様で、涼しいと感じるようになりました。
「秋を感じましたね」
さて、雑誌の『バスワールド』にラッキークラフト製の『サイレントベビシャ開発秘話』を掲載しています。
是非、読んで下さいね。
『サイレントベビシャ』の気になる発売は9月上旬を予定しています。
まずは先行発売カラーは日本仕様カラーの5色が先で、来年を目処に『SHINGO考案カラー5色以上』を発売予定で動いています。
それ以外の雑誌は、まだ見ていませんので何かあれば教えてくださいね。
それでは韓国戦記をお楽しみ下さい…
【韓国戦記6】
この物語もまだまだ引張りますよ(笑)。
オレは「ルー大柴かよ」と思い止めたいのですが、出来ない自分が少し好きです。
しかも未だに抜けないので
「アンニョンハセヨ、元気?でファイトな日ですね」
「おおーソーリー!!でもこのアイスはナイスな旨さでグッドだね」
シンガル貯水池の午後12時を過ぎたあたりに
ふと周りを見ると誰もいない。
「あれ?」
シンガル貯水池は四角い地形なのでだいたい一望できるのだが2艇位しか見えない。
「みんな上がったのか?上がったんだな…貸切か?」
貸切状態になったので魚探は掛け放題。
キャストも自由に投げ放題。
元気で過激な陸っパリマンに注意さえすれば好き放題である。
『真夏の開放感が全開』である。
ナチュラルハイ状態が良かったのか、明日狙うエリアが一気に見つかった。
『オモニ(母)岬』
『チング(友)岩』
『絶叫の岬(陸っパリマンが叫んでいる岬)』
『・・・』
PM3時の段階で20本以上は釣り6キロ近くは釣った。
これだけサイズを選ぶように釣ると最高の気分にもなるが、バスの行動が少しでも理解する事ができたのが嬉しい。
そこで明日のウイニングウエイト予想を6キロ半とした。
それは、狙うバスがスポッツ系なのと、風が安定しない為である。
それに今日は貸切状態なので釣れてしまった感がある。
私の狩り方も決まった。
今回は、シャッド、ミノー、ジャークベイト、ノーシンカーをメイン使ったフィーディングバスに的を絞った“狩り方”である。
なぜか釣れるカラーの条件もハッキリしてきた。
さらにバイブレーションと、条件によってはテキサス、ラバジーで反射的な狩り方で
確率は低いがビックな2キロ前後が混じれば…。
逆に無風で低活性、ノーフィーディングならノーシンカー、スモラバ、ダウンショットである。
しかし、この段階で“身体がシャッド、ミノーのリズムの身体”になっている…変更は難しい(笑)。
PM4時半の段階でさらに20本近く釣り8キロ近くまでウエイトを上げた。
ただし、2キロ前後のバスの暴れ方は半端じゃない。
ビックウエイトの出る試合になる可能性も出てきた。
事実、使用したシャッド、ミノーの既製品(標準装備)のフックでは簡単に伸ばされる
ビックバスを数本は掛けているし、大事なシャッドやミノーをブッチ切られてもいる(推定は2kg前後か…)。
様々な思考が交差し、決めた釣りを展開して16時45分に桟橋に戻る。
ココまで煮詰めたのだが、手持ちのベビシャ、K−1、ザッカー、姫が各5個しかない。
しかも釣れるカラーが各1個位しかない。
「明日の試合は持つのか…ぶっち切られるなよ」
16時55分に桟橋にボートを付けると、みんなが待ち草臥れた顔で上から降りて来た。
「頑張りますね…」
【続く】