年末もバタバタとバスプロまでの軌跡(奇跡)の続き
年末になるとさらに、良い事と悪い事が交互に到来します。
今年の年末から年明けまでバイトをしてますので、まぁ休みはないかな…。
お正月も関係ない生活ですので季節感が年々ボケてます。
【続き】
印旛沼という比較的近い釣り場が見つかり意気揚々であった。
年が明けてゴールデンウイーク前から(記憶では4月初め)、「暖かくなったから釣れる」と言い聞かせたが「寒い」と相棒に断れた私は一人印旛沼にアタックした。
お馴染みになりつつある“あさひなボート”の面々(おとうさんとおかあさん)
「おう、また来たね…(おとうさん)」
「夜真っ暗になる前には帰ってきてよ…(おかあさん)」
「寒いから“釣れても”“釣れなくても”風邪引かないでよ(両方)」
「…はい…」
でもね、全く聞こえてなかったんです。
「へっへーーんだ、去年から勉強したオレは違うぜ!待ってろよ大人のブラックバス達よ…」で頭一杯ですから…(笑)。
しかも防寒なんてものがない時代である。
釣りキチなので“魚釣り”の時は寒さを感じない程なので…。
この熱い熱い思いで新川から周り、半周するもアタリがない。
「くーなんで釣れないんだぁ…こんなに真剣なのに…本湖の矢板をやるかな」
適当に投げて適当に巻く動作の繰り返しである。気がつけば曇り空で寒さが厳しくなる。
「こんなに寒いんじゃダメだな(注・一人言の言い訳)」
その時、目の前の矢板で突然ボイルが起こった。
「なんじゃーーーーーこりゃーーーー」 初めてのボイルの光景は、一生忘れない程の凄まじさでした。
「釣りてぇーーーーー」
ボイルのあった周辺にバスラブ(注・リョービのクランク)というルアーを投げる・・・。
着体と同時に大人のブラックバスがもんどり打ってルアーにアタック。
「うぉーーーーーー」
心臓がドッキドキで無我夢中でリールを巻く…
スゲー引きで竿が撓る…
しかもテールウォークをしながら…
「すげーーーすげーーーぞ」
しかし、次の瞬間ラインブレイクでルアーごと持っていかれた…。
心臓がバクバク、ドッキドッキで放心状態なオレ…。
「凄い、なんて大人のブラックバスは凄いだ…」
暫く、手の振るえが止まらない、止まらないまま次のルアー(ザ・ミノー)を結び震えながら投げ捲くるもアタリはない。仕方がなくソフトルアーの○○を教科書(注・バサー)の通り
の7gテキサスリグにして矢板に投げる。
直ぐに何故かラインが横に走っている…
「何で?横に移動するのか?」
だんだんラインが張ってくると、手元にグン、グン、ゴン、ゴンという生命反応がくる。
身体が勝手に反応して無我夢中でリールを巻く、巻く、巻く…
「やったー大人のブラックバスだーー」
どうやって取り込んだか覚えてないがボートの上でバッタンバッタン大人のブラックバスが跳ね回っている。
「ついにやったぞーーーーーーーーこれが大人のブラックバスか…」
目が真っ黒でデカイなぁ、長さは39cmか、体色はブラックというよりビリジアンだな…すげーよ…一人酔いしれる。
この時に使ったのがゲーリーのスーパーグラブの黒でした。
(これが、ゲーリーヤマモト製品との出会いである)
その後、真っ暗になるまでやったのは言うまでもない。
「真っ暗だよ(おかあさん)」
「すみません…でも来週も来ますね」
「…」
翌日、学校に行き相棒に話すと
「し、信じられない!!39cmなんてデカイのを本当に釣ったのか?」地団駄を踏んでいる。
「快感だったなぁ…39cmだよ」(愉快・爽快・快感だよ)
「まぐれだ!!」
「じゃあ、今週も行くからな」
この一言がなければ普通のサラリーマンだったかな(笑)
続く