バスプロになるまでの軌道の続きと


大雨が凄かったですね。
皆様の周りで災害はありませんでしたか?


深夜のシネマ番組で
『ウインド・トーカーズ』
を4時過ぎまで見てました。
ニコラスケージの戦争と友情モノでした…。

見終わってから気絶し目覚めると晴天だった。
「いい天気だし、暖かいぞ」

あれも、これもやりながらの一日に…

【続き】
印旛沼にてブラックバスの片鱗を体験した私は再アタックをするために準備をしてました。そして夜の大学での授業中に釣りの話をしていたら面識はあるがあまり話のしない友人が突然

「オレもバスとかフライもやるんだ」

「?じゃあ、今度の日曜に一緒にいくかい?」

「わかった、じゃあ3時にいくよ」

「OK」

そんな会話で一緒に行く仲間を得た。
まさか4年程私の相棒となるとは…(苦笑)。

「小学生の頃の相棒は何してるのかな?」

当日の深夜
朝の3時に家を出られる準備をして待っている。
今の時代と違い携帯電話は存在しない。

2時55分
「まだ、来ないない」

3時
「まだ、来ない?」

3時10分
「寝坊か?、行く気がないのか?」

3時20分
「もー待ってられない」
家を出ると見知らぬ車が近くに止まる。

「ごめん、迷った…」
「おはよう」

相棒は“何処までやる”のかわかないが印旛沼について手漕ぎボートを一緒に乗ろうとすると
「あー僕は1人で乗ります」

「わかった、じゃあ釣れたら教えてね」
(へぇ〜オレと同じ人見知りか、オレと同じく我侭かな…笑)

ボートに積み込む相棒の装備はビックリした。
・正式のタックルボックス(アムコ)
・専用の竿
・専用のリール
・専門書(昔ダイワから出ていた)で見たことはあるルアー

ちなみに私の装備は
・高級お菓子の空き缶の道具入れ
・5段階に伸びるスピニングリール
・黒い無名の小型リール
ハードルアーが10個位にソフトルアーが8袋程
である。

「こいつマニアか…すげー上手いのか?」

そして各々出撃。
2時間やり20CM位のバスを釣るも後が続かないので相棒を冷かしに行くと
「釣れた?」
「んー小さいのが釣れた」
「どんくらい」
「30CM以上が2匹」
「えーー大人っぽいブラックバスが2匹も?ウソだ〜」
「んーーココにいるよ」
おもむろにクーラーを開くと立派なブラックバス様が1匹いました…。
「すげーぞ」
「そうかな(満面の笑み)」
「うらやましい(メンチ切り顔に)どうやって釣ったの?」
「テキサスで○○だよ、なかなか売ってないやつ」
「テキサス?知らないよ」


これだよと見せてもらうと…


「あーーそれは持ってる!じゃあやってみるよ(注・早く釣りがしたい)」



色違いのワームをセットしてキャストをしていると
ゴンッ、ゴン
というアタリが手元に伝わってきた。
ドキドキしながらあわせるも乗らない。
「くーーー今、食いついたよ」

ドキドキしながら流していくと
また、ゴンッ、ゴンッと
「また当たった〜うりゃあー」
少し引いたが直ぐに軽くなる…。
「なんでだー????」

すると相棒が寄ってきて
「もう午後の3時になったから帰ろうよ」
「はぁ?おまえは子供か?」
「んーー約束が6時にあるからさぁ」
「そんな事は先に言えよ!!!(半切れ)」
「来週も一緒に行くからさぁ」
「…わかった…」

帰りの車で初めてまともに会話が始まった(笑)
ブラックバス釣りは、あーじゃない、こーじゃない…

「なんでだよ?」 だからブラックバス

あーじゃない、こーじゃないからだよ

「何で知ってるの?」

「えッ?雑誌読んでないの?」

「雑誌ってタックルボックスの事?」

「違う、バサーとかだよ」

「知らないなぁ」

「…じゃあ貸してあげるよ、大事な本だから汚さないでよ」

「サンキュー(注・あまり期待はしていないが…)」

借りた雑誌(バサーの初版と2版、それに全国のバスポンドの紹介や釣り方のノウハウ本)は衝撃でした。
「なんじゃーこりゃー…」
(これが私とバサーの出会いでした…笑)



それから何度も何度も読んだ。
「へえーー…だからかかな?」

何度、見ても飽きない。
「この竿ってかっこいいなぁ、このアブのリールもかっこいいし、こんなカラーのルアーがあるんだ…」


昼の仕事と夜の学校の関係でこの年は釣りに行けませんでしたが相棒との釣り談義は盛り上がる盛り上がる…。

ただ単にこの頃は釣りに対する覚醒だと思いますしバスプロっていうのも私とは関係のない遠い遠い世界の話かと思っていました…。

続く