Ⅹマスと続き

ニュースでは

「こちらハワイは、まだイブですよーーーキャー」
「こちらは、イルカに乗ってサンタはやってきますよーーーキャーキャー」

「こちとら神田でバイトだし、サンタの格好をした如何わしい中年しかいないぞい…あッ、今、ニヤッとした人はケーキ食べたでしょう」

私は、大好きなカレー屋さんに行き“一人黙々とカレー三昧”でした。
昼はカレー、夜もカレー。
店長さんが
「昼も見えましたよね?うちのカレーは好きですか?」

「大好きです。本店が○○にあるときに通ってました」
「え?旧本店をご存知なんですか?」

そんなクリスマスです。
「今、ニヤとした人は仲間だね」


さて【続き】

山中湖にて初バスをゲットした私ですが、そのまま手漕ぎボートを借りて相棒と沖に行き“さらなる大物”を狙いに出撃した。

『兎に角、適当にルアーを投げ捲くる作戦』

しかし、ノーバイトの為に睡魔に襲われた私(13歳児)は昼寝をした(注・気絶)。1時間位寝てから起きると何故か相棒が最高に怒っていた。

そして

「おまえはダメだ!釣りをする資格はない!!!」

と言われてしまった。

「なんでだよーー」

「釣りを何だと思っているだ!!」
「なんで大事な釣りの最中に寝るんだ!!」
「魚釣りをなめてるならやめてしまえ!!!」
「オレは死んでも寝ないし、釣るまで帰らないぞーー!!!」
「etc、etc…」


一気に捲くし立てる…

「ごめん、真剣に、一生懸命に、オレもやるよー」
(注・この絶叫が今も鮮明に頭の中を過ぎる程にSHINGOの原点であるかもしれない…)」

しかし、このブラックバス釣りは非常に高価な遊びである。
貧乏な子供には所詮続ける事が困難になり相棒もバイク遊びに入り私も工業高校に行き“ヤローばかりのやんちゃな時代”に突入した。されど、川や水溜まりをみると

「釣りがしたいなぁ…ブラックバスはまだ日本にいるのかな?」

そして、18歳児に昼は社会人、夜は夜間大学に通う生活に入りましたが寝不足と過労で19歳児の時に同僚の不注意と自分の注意力散漫が原因で肉体労働中に怪我をしてしまいました。その怪我が元で会社を退社して病院と家とを往復していると無性に『魚釣り』がしたくなりました…。

「なんか自然の中で釣りをしようかな…」


続く