渾身の桧原湖レポートぜよ!(オレの熱い思いを伝われ…)
ただでは寝込んでいない私は、今回の優勝した桧原湖戦を振り返りながらレポートを書いていた…。
『2006年9月15〜17日開催のJB・TOP50桧原湖戦レポート(前編)』SHINGO
「初めにSHINGOに関わる全ての人達に感謝致します」
「ありがとうございます!」
「2度目の優勝まで、永い長い時間がかかりましたが、ついについに手に入れる事ができました…感謝」
1998年の野尻湖戦での初優勝をして以来、私は登録名を『SHINGO』というバスプロとなりトーナメントの世界に挑戦してきました。
そして、過去に何度か王手を掛けるも全て逃し、悔しい思いをし、生活も会社員からネオニートになり過酷ながらも活路を見つけようと七転八倒を繰り返してきました…いや現在も試行錯誤中である。
日本でのシリーズ戦では『優勝』だけを意識しても外すと生き残れない為、どうしても年間総合成績を無視するわけにもいかず、“船団の釣り”や“優勝は、できないがキーパーを取る釣り”を展開しがちである。事実、辛うじて生き残っていましたが、「これでは生きている意味がないし、仮に勝っても誰も認めてくれない」という結論に達し、3年前より「SHINGOらしいスタイルの確立」をする事に没頭し孤立してでもやってやる決意をしました。
そして
JBマスター戦の霞ヶ浦優勝。
KB韓国戦に2回優勝。
そして、今回のJBTOP50桧原湖戦で奇跡的に優勝でき
2個目の優勝カップを手にする事ができました。
「ありがとうございます」
今回の9月の桧原湖での試合としての攻略のキーは
『ベイトフィッシュ』と
『300g以上600g未満のスモールマウスバス』と
『ターンオーバー』
『サスペンド攻略』
であると私は思い作戦を立てる事にした。
プリプラは野尻湖戦で稼げないためにバイトを詰め込み軍資金を辛うじて微々たるが稼ぎました。それに桧原湖は去年の同時期にたっぷりプラをしていたのである程度の作戦も攻略も見えていました。
プラ初日は、予想を上回る冷雨と寒さでした。疲労も加わり風邪を引き込んでしまい自分自身の体調管理能力の無さに嫌気がさしましたが、それが余計な事を考えない(考えられない)で純粋にプラや試合に没頭できたという事実も因果なモノである。
まずは桧原湖をSHINGO専用で制作にも携わった愛用のα-sightの偏光サングラスFa066+シューティングレッド(ブルーミラー)を駆使し一周しターンオーバーの推移の変化と水温の変化、それにシャローの状況とベイトフィッシュの塊をみることで桧原湖の状況を判断しました。そのヒントの一つは前の週に行われたJB東北の桧原湖戦での情報より、水温、ベイトの状況、そしてターンオーバーで釣れないという話を元にしました、その上で私は、ターンオーバーは収束にあると判断しました。ベイトフィッシュであるワカサギの群れも去年通りに要所要所で確認ができました。これにより桧原湖全体で去年並みに釣れる可能性を示唆してくれました。ただし、シャローエリアは例年より悪過ぎで勝負にはならないが、単発でナイスキーパーが釣れる事が辛うじてわかりました。
釣り方も、去年同様の環境を考えた『エコワーム』オンリーでのキャロ、ダウンショット、ノーシンカーでポツポツ釣れてキーパー取りの2000gは何とかなりそうでしたが、今回はミノー、シャットを使ったトリックスター釣り(1998年の野尻湖戦を参照)。
それとクランク、スピナーベイトを中心で「2000gを超えるかも」と感じたままプラ初日を終えて、定宿である『ペンション・マーベリック』に帰り、薬を頂いて早寝しました。
プラ2日目は悪寒が走る中を再度、桧原湖を一周しながら状況を見ていきました。すると釣る法則が見えてきました。まずは一人で釣れば簡単に釣れるスモールも複数の人が釣り始めるとバイトが遠のく、風でベイトフィッシュの群れが簡単に移動するという点を無視しては釣れない。そのため多くのエリアを回りアジャストさせるのがいいという結論がでました。
そして野尻湖で優勝した時と同じシュチュエーション下でのスモールマウスバスを釣る方法を見つけました。この方法を試しに再度一周をすると、確信に変わりました。ただし、他の人がいるとプレッシャーでダメにもなる事も分かりましたが…。
- ミノーシャット(ザッカー、スーパースレッジ、ウルトラスレッジ、パニッシュ)
- ミノーシャットのキャロ(ザッカー、パニッシュ)
- ノーシンカー(エコグラブ、カットテール、カーリー)
- スピナーベイト(ザップ1/2OZにトレーラーにアルファーシャット)
- シャロー小型クランク
- キャロ(ハイパーシャット、エコサターン、ガルプフライ)
- ダウンショット(カットテール、カットバック、ガルプカニ、ニードル)
- スピンテール(シャンシャ−ル)
ラインは東レのバウオのスーパーフィネスの2ポンド〜3,5ポンド。ベイトにはバウオの10ポンド。
フックはがまかつ製に交換することで「今年はこのセットで5本2000gは獲れる」と確信し、そして残りをシャロー勝負に賭けられると思いプラを終えました。
『ペンション・マーベリック』に帰りガッツり食って、薬を飲んで早寝しました。
「熱が下がりますように…」
後編へ続く…。
「あなたは、このレポートを読んで楽しめましたか?」