日本人初

今回もスクリューやブレイドの細かい秘密シリーズを書こうと思いましたが…。
それ以上のニュースが昨晩届いたので。

朋友でもあるプロの登山家の竹内洋岳氏の話をしたい。
http://weblog.hochi.co.jp/takeuchi/2007/03/post_03c7.html

彼が昨日、最後の8000m級の山であるダウラギリを登頂(サミット)に成功した。

このメールを頂いた瞬間に身体中の血が沸騰した。
プロの登山家。
彼が行動を通して私に「プロとは?」という答えの一つを示してくれた。

穏やかで、ユニークで博学な彼と親しくなるには時間がかからなかった。
共通の人生の師を通して知り合い。
釣りの初心者であった彼と釣りを通して様々な話題について語り合った。
その彼が、無学な私に世界に8000m級の山々が14座ある事を教えてくれた。
失礼な話であるが初めは「そうなんだ…」という程度であった。
自分なりに調べたりしていたら彼が余りにも無謀で夢のような話をしている気がしてきた。
「あまりにも壮大な挑戦に世界観が違いすぎる」これが正直な感想であった。

13座目にも失敗。
13座に再挑戦し成功。

この時の失敗と成功を見て彼のプロとしての姿勢を学ばせて頂いた。

最後の14座目であるダウラギリも無酸素で挑み様々な葛藤や試練を乗り越えて“サミット成功”となった。
人類が誕生して世界で20数名程が14座の登頂に成功している。
日本人では、初である。

でも彼は日本人としてでなく地球人として世界で生きていくであろう。

今は心から祝福をしたい。