バスプロ編(ついにデビュー戦)
今後の事を考えて苦悩しますが、皆様の楽しみに?している『SHINGOのバスプロ編』の続きを書く事にします。
【続き】
天ノ邪鬼である私は今も昔も変わらない。
JBTAというバスプロに偶然にもなってしまった。
数奇な運命に導かれ未だ彷徨うSHINGOのバスプロ第1戦は…。
予約をしていたアルミボートを取りに行く。
お店に行き対面したのはフルセットで購入したアルミボートではなく“エビンのエンジン”が一つである。
「ごめん、船がアメリカから輸入中で…中略…これで試合頑張てくれ…直ぐにボートもくるからさ」
「…え?」
そんな訳で目の前に置かれたエンジンを見つめて途方にくれた記憶がある。
さらに
「河口湖にはどうすれば行けるのか?」
フィッシングドライバー(釣りに行く以外が車に乗らない)である為、地理感がなく道路も知らない。
「まぁ、何とかなるかな」
仕事が終った金曜日の晩に釣具一式を積み込み、初めての河口湖に向けて出発した。迷いに迷い河口湖に着いたのは午前4時30分である。まだ暗い中でしたがロイヤルワンドの湖岸沿いには人が多く準備をしてました。
「すげーー」
日が高くなると会場も設置されて受付が始まる。
そこで、何も知らない私は取り合えず受付をする。
100名位の参加者である。
ミーティングで何やら説明をしているがチンプンカンプンである。
それにボートはレンタルボートの手漕ぎであるが、レンタルボート屋さんが開いてないからスタートは皆がスタートしてから準備をしてスタートとなる(当時はかなりいい加減である)。
【この時のタックル】
①ダイワカーボウィスカーの662MLS
シマノスピニングリール
②ダイワカーボウィスカーの662MLB
ダイワのファントムのベイトリール
④ダイワの名のないスピニングロッド
シマノのスピニングリール
である(ほぼ印旛沼セットのまんま)。
目指すは鵜の島であったが風が強く西川の溶岩に流されるように勝手に入る。
「ココには葦はないのか?」
良くわからないが、溶岩の切れ目にテキサスリグのパドルを落としていく。
数投目でバスが釣れた。たぶんキーパーである。
その後は何度もバラしたりしているうちに初日が終了した。
3本で1kg位である。
疲労し過ぎで、周りの人達を見る余裕もなく、午後4時には道具を入れた車に転がり込み7時まで爆睡である…。
起きても右も左も分からない河口湖では、泊まる場所も知らない…急に不安になる…。
「明日はどうするか?」
取り合えずコンビニで弁当を買って食べた…。
「他のプロ達は、どう過ごしているのかな?」
そんな事を考えている内に車で寝りに付いた…。
翌朝も準備をして、ミーティングして、スタートした。
行く場所もないので西川の溶岩帯を釣ってみる。
やはり、バラシが多く最終日は1本だけウエインした。
続々とリミットを押さえたプロ達が誇らしげにウエインをしている。
「いいなぁ〜、どこで釣ってきたのかな?」
そして、気になる結果は…
ぐったり疲れたので勝手に先に帰ってしまった(苦笑)。
誰が勝ったのか興味もないし…。
翌日の仕事を考えると
「帰ろう!」
という結論に達して午後7時には自宅に戻り道具を片付けたら寝ていた記憶があります。
こんなに、いい加減で、舐めきっているプロはいたのでしょうか?しかもデビュー戦で…今となっては恥ずかしい記憶であります。
「よーし、次は狙うぜ…」
続く