不眠不休での釣行2
曇り空の明け方から入りナブラ、ボイルが時折起る沼津は片浜海岸。
10m間隔で、それを狙う釣人達の群れ。
しかし、誰も釣れません…。
何かに追われ水面を突き破る鰯の群れにキャストするも何も起きないという夏の朝。
「おかしい…何でバイトがでないんだ?…何で誰も釣れないんだ?」
9時まで自答自問とキャストを小移動を繰り返しながら拷問のように繰り返す…。
同行した記者も「?」である。
「ダメだーこれじゃ何も食べられないーーー!!!じゃない何も釣れないーーーーー!」
走り回るのやめて車でのランガンに切り替える。
海岸線は10km以上であるから西に下る。
作戦名は『釣れるまで清水まで走る』である。
移動したら10キャストして何もなければ移動を繰り返す…。
気が付くと炎天下の灼熱の中を走りまわる。
「ココは何処?私の誰?私は何で走っているのだろう…?(注・記者も同様の状態)」
そして、人を超えた瞬間に見た海岸に何かが奔る。
SHINGOは追い込まれる時に『ニュータイプの兆し』が起る(注・決して自分の意思では兆しもこないし覚醒もしないのが難点)。
私と走る記者も朦朧としながら付いて来る。
記者がキャストしたメタルジグがフォール中にバイトがあった。
「何?根掛かり?…でも何で引くのかな?」
さすがに何百キャストをしても何もないのが普通であり、炎天下でさらに朦朧とする人間の頭は少し変であるが事実でもある(苦笑)。
だが私は本能的に“魚”と判断し勝手に身体が動き記者のフォローに入る(『ニュータイプの覚醒』)。
「魚だーーーー」
海に飛び込むように魚をキャッチした。
「ワカシだーー」
10時過ぎの出来事である。
一気に私の“スイッチ”と“魚の地合”が入り怒涛の入れ食いになる…。
25cmから35cmのワカシがショアから入れ食いである。
恍惚の時を体験し意識が戻ると…
「取材は成功である!」
模様はスポーツ報知新聞でご堪能下さい。
(記事掲載の発売日は未定であるが近日中の予定であるのでチェック願います…わかり次第発表はしますが…)
約束通りに飯を食い放題にいきました。
そして久しぶりに腹一杯の一杯まで食い捲くりました(笑)
「ご馳走様でした」
今は筋肉痛の身体を労わりながらバイトをしている…。
「あなたは、ワカシを食べた事はありますか?」