ネオヘラ・インビテーション(ヘラプロトトーナメント)
昨日の9月27日(水)は『ネオヘラ』の最終戦でした。
全国から選抜された30名の『へら釣りのプロ(主にヘラブナ釣りのインストラクター、へらトーメンター)』が年間5ヶ所で開催される新しいタイプの試合である。
今年からプロ戦として昇格した試合に過去の成績から選抜されて出場してますが3戦はJBTOP50トーナメントと重なり断念し4戦目の『亀山ダム(玉砕)』、そして最終戦は『埼玉県・椎ノ木湖』である。
「一昨日からの激しい雨の影響がどう出るのか?」
「今年も100匹超えで100kgを釣るのか?」
「オレは大丈夫(釣果、残留、体調)?」
朝の4時半に集合し受付、席座の抽選、ルール説明、質疑応答を繰り返し午前6時にスタート、15時までの9時間釣り捲くりの総重量勝負である。
バスプロ関係は、田辺さん、小山さん、泉さん、佐々木さん、SHINGO。
ヘラ関係では、ヘラブナ関係の雑誌を読めばわかる大御所、有名人ばかり(オールスター)。
総重量戦でも魚を傷めにくい自動計量器(専用玉網にヘラぶなを入れたまま乗せると計量していく)をしてセンター(事務所)で随時誰が何キロ釣っているのかわかる・・・。
去年はJBTOP50のため参加できていませんが参加したバスプロに聞いたところ皆が
「地獄だよ…」
「滅茶苦茶に釣るんだよ…」
「・・・」
そんな声ばかり聞く。
今年も管理釣り場タイプの釣り場での釣果は凄まじい結果でした。
そんな試合で私は、短竿(8尺=8フィート)の両ダンゴの天々釣りで勝負に出る事にした。
「これで、時間12枚以上を釣ればいいが…」
席座は中央よりで雨模様の中をテントを張って準備をする。
【竿】 がまかつ MⅢ(8尺)
【ウキ】 士天 (かやの天々用のボディー10cm)
【道糸】 東レ・将燐の1号
【ハリス】 東レ・将燐の0,5号
段差10cmの上30cm、
下40cm
【ハリ】 がまかつ、上はアスカ6号、
下はアスカ5号、6号
【エサ】 マルキュー『天々』『パウダーベイト』
『粘力』『バラケマッハ』
へらぶなの魚影が濃いため、沸くようにヘラがエサを襲いウが踊って馴染まない。なかなかフッキングをしない(注・業界用語でカラツンという)。
エサを練り気味にしてもう少し棚まで入るようにするとパタパタと釣れ出したが10枚程釣るとエサが時間と共に粘りが出てきて変化していく…。
「やはり、難しい展開になってきたな…」
マッハを少し追い足してみたり、ハリを小さくしてみたり、ハリスの段差を変えてみたりして1時間が過ぎる。
そこでエサを作り変えをやる。同じ配合で作るもタッチが違う。(これも、指の感覚での話で説明が難しいです)
表現は、「ふっくらとして、ボソがあるが中はしっとりと粘りがある」
すると、ウキの動きが変わる。
押さえながらもエサが棚まで入って行き明確な当たりが出る。フッキングも決まり出す。
無我夢中で釣りに集中して、3回仕掛けをタカ切れして作り直したり、用意したハリ、ハリスも無くなり結び直したりとバタバタでしたが自分では最高の釣りができたと思う。
そして、9時間が過ぎ、終了の時間がきた。
匹数 101枚
総重量 75㌔
最大魚 1200g
と自動計量器が示している。
「この記録がいいのか?わるいのか?」
はわからないが自己新記録であるコトには間違いない。
結果は27名参加の中の『9位』でした。
優勝は90㌔台という凄まじさである。
「まだまだ精進が必要だ」
そのまま家に帰って寝れれば最高なのですが、その夜に某漁協組合の方と今後の釣り場についての打ち合わせをする約束を4年越しで取り付けた重要課題であるために栄養剤を2本身体に飲み干して行ってきました・・・。
「あなたは、管理釣り場でへら釣りをした事はありますか?」